大石代悟監修「大山倍達直伝・極真の型」
vol.53は「五十四歩」
極真空手の創始者であり、空手の神様である大山倍達が長年空手修行に邁進し、組手の強さのこだわりを持っていたことはよく知られる一方、自身の演武では試割りばかりでなく型を披露したり、直弟子にはきちんと型稽古を命じていた。近年になって空手の武術性がクローズアップされ始める流れで型稽古に対する興味や関心が高まり、改めて見直されてきていることを受け、本誌では大山が創り上げた「極真の型」について再確認するために詳しく採り上げることにした。監修としては極真会館の内弟子として直接指導を受けた世界総極真代表・大石代悟に依頼し、実演をした総極真型大会でも実績を持つ選手と極真会館門馬道場師範・門馬智幸に実演と解説をしてもらう。全て網羅すると三十数種類あるので、毎号一つずつシリーズとして紹介していきたい。