大山道場時代の組手が蘇る! 極真護身空手道ルール

2021年1月31日に後楽園ホールで行われた第40回士道館国際大会において、浜井識安が新たに考案した「護身空手道ルール」をエキジビションマッチで披露した(動画参照)。
このルールによる試合、関係者にはその計画を打ち明けていたが、公には初めてで、予告も無い突然のお披露目だった。
かつて、地上最強のカラテを謳った極真空手。この謳い文句に刺激され、多くの若者が極真会館に集まり、現在極真会館浜井派会長を務める浜井識安もその一人だった。
しかし、極真が提唱したフルコン試合ルールが普及し、それに慣れた道場生は顔面がら空き・金的がら空きになってしまう弊害を招いたことに浜井は問題提起。「武術としてどうか? 護身になるのか? 非常に難しいのではないか?」 そこで発案されたのがこのルール。ただし「これは新ルールではない!極真創成期、さらに遡り、大山道場時代に行われた組手ルールの復活なんだ!」と試合開催も宣言した。
フルコンタクトKARATEマガジンvol.61ではこのルールの解説を実技を交えて行ってもらうと共に、誕生秘話に関してもインタビューを行った。